結婚 二人で楽しむ趣味
旅行

海へ山へというシー、ズンではなく
ても、最近ではずいぶん旅行する人々がふえ
てきました。
旅をするというのは、気分を変えることで
もあり、世代を問わず、それぞれ好みに合っ
、た目的地を選べるということからも、夫婦そ
ろってのレクリエーションとして、まことに
手ごろでふさわしいものだといえましょう。
さて、この夫婦そろって出かける旅行につ
いては、二つに大きく分けられるようです。
一つは三、四日かそれ以上を使っての長い
旅と、もう一つは土曜日の午後から日曜日と
いう週末旅行とか、たまの連休を使っての短
い旅になります。
竜ちうん、こうした行楽のための旅行以外
にも、カメラやスケッチブックをかかえての
旅もありましょうし、草花を採集したり、古
社寺をたずねるなど、何か目的をもった旅も
あるわけです。
しかし、これらの旅にっいて共通にいえる
ことは、無理なスケジュールを立てた旅をし
ないこと。
ご主人も勤めをもった、その合間の旅です
し、奥さんもまた忙しい家事を片づけての旅
行になります。
旅行は、休養のとれるものでなければなら
ないでしょう。旅行の疲れが翌日に残るよう
なものであっては困るというものです。
そのために長い旅では、日程をはっきり立
てて、そのとおりに過ごしてゆくのが、いち
ばん望ましいやり方ですし、短い旅であって
も、その日はどこへ泊り、何時ごろの電車な
り列車で発つかというぐらいは、あらかじめ
きめておきたいと思います。
ことに最近では、シーズンには、観光地が
混雑していて、ぶらりと行ったのでは旅館や
乗り物の席がとれないことも多いので》前も
ってはっきりスケジュールを立てて、必要な
旅館や乗り物の手配を早めにしてしまったほ
うが安心というもの。
また、そのほうが費用の点でも、予算がは
っきり立てられるし、周遊券(錨郵参照)など
を利用すること竜ときにはできましょうし、
むだのない旅行ができるわけです。
このスケジュールを立てる場合に、大いに
関連してくるのが、いくらぐらい費用が必要
になるか、ということ。
もちろん、費用は多く準備できれば、それ
に越したことはないわけですが、乏しい日常
の経済から、そのために算段できる旅行費用
としては、とてもじゅうぶんな額は望めます
まい。
できるだけ経済的に旅行をするにはどうす
るか、というわけですが、旅行の費用は大き
く分けると、交通費、宿泊費、食費、その他
の雑費ということになりましょう。
これらの費用の申で、交通費というのはま
ず一定のスケジュールについては、きちんと
きまってしまいます。
一等にするか、二等にするか、急行にする
か、準急にするか、夜行ならば寝台を使うか
使わないかなどによっても、その必要な経費
の額は違ってくるわけですが、それぞれの経
費は一定ですρ
この場合は、国鉄が行なう季節の割引乗車
券(夏の海や山、冬めスキー、スケートなど、
シーズンの観光地向けの割引で、率は一割安
くなる)を利用するか、前にお話しした普通
周遊券(周遊指定地を一一つ以上まわるもの)、
割引観光乗車券(二、六ふ十二月などの観光
シ喜ズン外のとき発売され、やはり一割引。
ただし二枚以上まとめて買うことぶ必要)を
利用するのが、安上がり。
次の宿泊費の点では、国民宿舎(全国各地
の国立、国定、県立の公園や国民温泉地にあ
り、一泊二食つきで五〇〇~六〇〇円という
のが標準〉とか、ユースホステル(これは若い
入の簡易宿泊施設ということで、会員システ
ムσだれでも、、日本ユースホステル協会に入
会の手続きをとれば、利用できるわけで、宿
泊費は一泊二食つき三五〇円という安さ。た
だし、いろいろと利用のときの規定がありま
す)を利用すると、ずいぶん費用が安くてす
みます。しかし、これらは七~」○日前にハ
ガキで予約申込みをして、承諾を得ておくこ
どが必要です。
こケいうのはめんどうだ、という人には、
一般の旅館でも、土曜、日曜を遜けたウィー
クデーとか、観光シ互ズン以外のどきの観光
地とか、まだあまり人に知られていない景勝
地(いわゆる観光地のアナというところ)など
では、いくらか費用ぶ安くてすむはず。
「前にお話しした、観光シーズン外のときの
割引観光乗車券は、同時に予約すれば旅館も
一割引になります。
また、私鉄でも、観光シτズン以外のとき
やウィークデーには、宿泊費の割引もかねた
割引乗車券を発売しているものもあります。
スキー地とか、不便な観光地などには、季
節旅館といって、民家炉泊めてくれること竜
あります。平均して一泊二食つき五〇〇円前
後のようです。
食費の点では、これはむだ使いをおさえる
以外、安上がりにする方法はないようです。
ただ、宿泊費を一泊二食つきにしないで、朝
食だけつけて、夕食は旅館外で食べ、その分
だけ宿泊費を安くするというやり方も、場所
によってはできないことはありません。
その他の雑費というのこそ、いろいろむだ
な失費をおさえて安上がりにできそうな気が
しますが、この中には、必要な経費がかなり
含まれています。
たとえば、チップ。これは「新婚旅行」の項
(鰯警)を参照してほしいのですが、旅館で宿
泊費の一割はぜひ必要になります。
旅行に何を持って行くかは、同じく「噺婚
旅行」の項を参照してください。ただ旅行の
期間によって、持って行くものをかなり制限
することもできましょう。
こういう二人の旅行のときは、必要最小限
のものだけにして、できるだけ身軽な出発ぶ
できるようにしたいのです。
、出かけるのをめんどうがったり、めんどう
にしたりするのは、こうした準備の大変なこ
とが原因になることが多いもの。もちろん、
山や海へ行くときには、じゅうぶんな準備が
必要になりますが、それ以外のときなら、洗
面用具ひとつだけでも、行けないことはない
わけです。